「早大バーベルクラブ」は、早稲田大学唯一のトレーニングサークルです(学生の会)。2022年に創立60周年を迎えた伝統のあるサークルでもあります。
普段の活動場所は、学生会館地下2階にあるトレーニングセンターです。一般のトレーニングジムをはるかにしのぐ豪華な設備を持ちながら、学生なら誰でも年間4500円で利用することができます。多くの部分は一般の学生などと共用していますが、一角にはバーベルクラブ専用スペースも設けられており、一般の利用者とは違ったトレーニングをすることができます。
部室は、学生会館E335にあります。部員にとって、トレーニングの準備をする場であると同時に、交流の場・憩いの場でもあります。テレビ、ロッカーなど、トレーニングに欠かせない設備が備わっています。また、トレーニングに関する雑誌・書籍を沢山所蔵しており、いつでも自由に閲覧することができます。さらに、テレビやゲームなども置かれていて、快適に過ごすことができます。
部費は年間1万円(半期5千円)となっております。
早大バーベルクラブの基本的な活動は、トレーニングそのものです。とはいっても、部として決められたトレーニング日は存在しません。部員は皆、授業の合間などの暇な時間に部室に立ち寄り、身支度を整えてから、トレーニングセンターに向かいます。要は、自分の好きな時間にトレーニングをすることができるのです。トレーニングセンターでは、他の部員と互いに協力し合いながら、自分に課したトレーニングをこなしていきます。
ただし、バーベルクラブは単にトレーニングをするだけのサークルではありません。トレーニングの成果を発揮する場として、ボディビルとパワーリフティングという2つの競技に取り組み、優秀な成績を収めています。 詳しくは、ボディビル戦績、パワーリフテンィング戦績をご覧ください。
もちろん、大会へ参加するのは参加を希望する部員だけであって全員が参加しなければならないものではありません。しかし、大会を目標に厳しいトレーニングや減量に取り組んでいる部員が数多くいます。大会の会場では、部員総出で出場する部員を応援しています。
その他の行事としては、年に2度の合宿があります。例年、夏休み中の8月と春休み中の2月に主に千葉方面に向かいます。合宿とは言っても、トレーニングを集中的に行う場というわけではありません。トレーニングを2、3日の間だけ集中して行うことに大して意味はないですし、大学の外に学生会館のトレーニングセンターほどの優れた施設を見つけるのは難しいのです。むしろ、部員同士の交歓の場や部全体での議論の場として位置づけられています。
また、記録会を年に2度、夏休み前と冬休み前に実施しています。これは、パワーリフティングの種目であるスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの挙上重量を量り、自分の成長を確認するための場です。これを目標にトレーニングをしている部員もいます。その後は、部室やトレーニングセンターを綺麗に掃除して、夜は納会で楽しみます。
バーベルクラブは、多くのメディア出演依頼が舞い込んでくることも大きな特徴の1つです。多くの部員が有名人と共演を果たしたり、トレーニング雑誌の取材を受けたりしています。詳しくは、メディア出演情報をご覧ください。
時期 | 行事 |
4月上旬 | 新歓(コンパ開催) |
4月下旬~5月上旬 | OB総会 |
5月 | 関東学生パワーリフティング選手権大会 |
5月~6月 |
全日本学生パワーリフテング選手権大会 |
7月下旬~8月上旬 | 前期記録会&納会 |
8月上旬 | 合宿 |
9月 | 関東学生ボディビルディング選手権大会 |
10月 | 全日本学生ボディビルディング選手権大会 |
11月上旬 | ミスター早稲田(早稲田祭) |
11月~12月 | 関東学生パワーリフティング選手権大会 |
12月下旬 | 後期記録会&納会 |
2月 | 合宿 |
3月 | 追いコン(卒業生を「追い出す」コンパ) |
早大バーベルクラブは1962年に佐竹徹氏によって創設され、現在は学生の会として活動しています。
ただし、現在のバーベルクラブは第二次バーベルクラブであり、昭和20年代後半から30年代始めの間にもバーベルクラブは存在しました。元祖バーベルクラブは玉利斉氏が中心となって活動していましたが、重量挙げ志向が強くなり、現在の体育局ウェイトリフティング部に改組されました。その後また、ウェイトトレーニングを楽しむためのサークルとして現在のバーベルクラブが創設されました。
現在に至るまでの50年間、他大学の多くが体育会所属である中、サークルとして、ボディビルやパワーリフティングの大会で毎年優秀な成績を収めています。
ボディビル全日本学生選手権大会の優勝者は過去5人。2013年より創設された全日本学生選手権大会「団体の部」で、17、18年と連覇し、通算4回目の優勝を果たしました。この二連覇の栄誉が讃えられ、2018年度「第60回・小野梓記念スポーツ賞(団体)」を受賞しました。
現在の活動場所であるトレーニングセンターは、運営がティップネスに委託されており、豪華な設備が整っています。